旧甲子園ホテル(現 武庫川女子大学甲子園会館)

第九回 旧甲子園ホテル(現 武庫川女子大学甲子園会館) (遠藤 新 作)

フランク・ロイド・ライトの弟子の建築家 遠藤新の代表作です。弟子とはいえ、ライト色が強く、そもそも、ライトの作った帝国ホテルを意識していたので、遠藤新に頼んだと言います。
関西の方々は常に東京の事を意識していたのですね。
注)写真の転載は禁じます!
この旧甲子園ホテルは、今は校舎の一部として使われております。行くには 事前の予約が必要です。
デザイン自体は もはやライト建築です。しかしながら、赤茶色い外壁もこの近辺の土が材料で、地元の材料を使っての表現は、ある意味、ライトの弟子らしいです。
左右対称の玄関は、ライトの建築技法を存分に使った意匠です。
<打出の小槌>文様の噴水がある小階段。
 
 大広間 意匠も素晴らしい。模様・テクスチュアの使い方は、今の建築ではなかなか見られないものです。
 
 外観。庭側からの景色。窓周辺のキャノピーと言えばいいでしょうか、かなりの意匠です。
 
 玄関正面の塔を庭側から見た。外壁テクスチュアの違いも段階的に変えられているのが分かります。
 
 窓の周辺のデザインと素材のテクスチュアがとても素晴らしいです。こんなにふんだんな意匠をやってみたいいものです。
 
 
 
旧甲子園ホテル
上記 リンク先 武庫川女子大HPより
注)写真の転載は禁じます!
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