サヴォア邸

第一回 サヴォア邸 (ル・コルビジェ作)

だいぶ年月が流れましたが、約10年前に所属していた会社のおかげで行けました。
再び行ってみたいといえる巨匠の建築物です。
注)写真の転載は禁じます!
行った当時は社会人2年目の愚か者でしたが、流石にこの建物は感動しました。
白い建物が現在も建築家の間では好まれている昨今、この建物が好きで似たようなものを作る方もいらっしゃるはず!
形は、1階がピロティー上で、車寄せとなっています。2階からほぼ生活空間となっていて、3階建の建築物です。
コルビジェの作品は、陰影をみせる場面も多く、この事は自分にも大きな影響を与えました。
1階からスロープで上がります。
2階の居間からバルコニーというより、庭ですね。植栽は見える程度ですが・・・
トップライトです。部屋の中や、廊下に所々あり、建築的な仕掛けが多くあります。
3階から2階をのぞみます。住宅としての機能は、殆ど2階にあります。
風景を切り取る窓・・・室内からではなく、3階屋外からの窓なんです。
単純な形ゆえに美しい・・・・
現在の輸入住宅や、飾りの多い建物とは一線を画すものですね。
ウィキペディアでも記載されています! コルビジェの詳しい情報はこちらで・・・
近代建築の五原則 1.ピロティ 2.屋上庭園 3.自由な平面 4.独立骨組みによる水平連続窓 5.自由な立面 が具現化されたもので、現時点でも、彼のコルビジェ作品の中でも傑作中の傑作。
コルビジェはドミノと呼ばれるシステムを構築し、ヨーロッパでは石積しかなかったが、これを鉄筋コンクリートで、柱・床といったパーツで建物をつくることを提唱した。
因みに、この時代の三大建築家こそが、彼とミース・ファンデルローエ、フランク・ロイド・ライトである。
作品の主な材料で言えば、ミースが鉄骨、ライトが木造、コルビジェは鉄筋コンクリートである。ライトは他の二人に比べ、材料にこだわりなく、RCもやった。どちらかといえば、装飾的イメージが強い。
注)写真の転載は禁じます!
inserted by FC2 system